休職から海外へー安心感から始まる新しい扉

休職から海外へー安心感から始まる新しい扉


第1章:「放っておく勇気」との出会い

精神科の先生から「放っておく努力」という言葉をもらった日から、私の休職生活は新しい方向へと向かい始めました。それまでの私は、休んでいることに罪悪感を抱き、「何かしなければ」という焦りに苛まれていました。
「脳も臓器なんです。休むことは治療の一部なんですよ」
その言葉は、私の中の「頑張らなければ」という強迫観念を少しずつ解きほぐしていきました。不安な時こそ休むことが大切だと知り、脳を「放っておく」ための小さな挑戦を始めることにしました。

第2章:断捨離が教えてくれた心の整理法

2022年4月、6ヶ月の休職期間を経て正式に退職し、職員寮からの引っ越しを決意しました。段ボールを開けながら、「これは本当に必要?」と一つ一つ問いかけていく作業は、まるで自分の心と対話をしているようでした。
不要なものを手放すたびに、心がスッと軽くなっていく感覚。それは単なる物の整理ではなく、これまでの自分の生き方を見つめ直す機会となりました。「頑張りすぎない時間」を決める習慣もつけ始め、少しずつですが、自分のペースを取り戻していきました。

第3章:self-loveという光との出会い

2024年5月、Instagramで出会ったChihiroさんの1ヶ月間のself-love講座。「内側からあふれる愛を自分に向ける」という考え方は、これまでの自分を否定的に捉えがちだった私にとって、目から鱗が落ちる体験でした。

毎日、ノートに小さな成功体験を書き留めていく習慣は、自分の中に眠っていた可能性に気づかせてくれました。「今日も散歩して偉いね!」「英語を少しでも勉強して素晴らしい!」など、どんなに些細なことでも、自分を認め、褒めることで、少しずつ自信が芽生えていきました。また、感謝瞑想で「今日もご飯を美味しく食べられることにありがとう」など身の回りの事に満たされている事を実感出来ました。
そして、vision設定のワークで初めて素直に向き合えた自分の夢。「海外に行きたい」というシンプルな願いが、まるで暗闇に差し込む一筋の光のように、私の心を温かく照らしました。

第4章:夢への第一歩

セルフラブ講座を終えた私は、ふと思い出した先輩に連絡を取りました。その先輩はJICA(日本の国際協力機構)に属して南米で働いた後、タイの大学で学んでおり、大学生の頃から海外に行く事に興味があった私は休職中に時々連絡をしてアドバイスをもらっていた。会話の中で「卒業する前にタイに遊びに来たら?」と誘ってくれました。その言葉はまるで運命のような響きを持っていました。きっかけに、「旅を始める」という大きな一歩を踏み出す決意をしました。
2024年7月、タイに向けて旅立つ飛行機の中で感じたのは、これまでの自分から解放されるような感覚でした。あのとき得た安心感や講座での学びが、私を新しい世界に導いてくれたのだと思います。

おわりに:自分に優しくなることで広がる世界

深い悩みの中にいた頃の自分に、今なら自信を持って伝えられます。 「焦らなくていいよ。まずは自分の心と体が安心できる場所を見つけることから始めよう。そこから、きっと新しい世界が広がっていくから」
この優しい自分との対話が、私の人生をより豊かなものへと導いてくれました。そして、タイへの旅は、その選択が間違っていなかったことを教えてくれました。
今、この文章を読んでいるあなたも、将来への不安や悩みを抱えているかもしれません。私も同じでした。でも、自分と向き合う時間を大切にすることで、心の奥底に眠っていた本当の願いに気づくことができました。それは、思っていた以上にシンプルで、でも確かな希望を持ったものでした。
あなたの中にも、きっと叶えたい夢や挑戦してみたいことがあるはずです。それを見つけ出す旅は、決して簡単ではないかもしれません。でも、一歩ずつ、自分のペースで進んでいけばいいのです。あなたの「これからの物語」が、きっと素敵なものになることを信じています。
私も、同じように歩み始めた一人として、あなたの新しい一歩を心から応援させてください。いつでもコメントや問い合わせページでのメッセージをお待ちしております。

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