一歩を踏み出す勇気 〜 心と身体を整える小さな挑戦から見えたもの

一歩を踏み出す勇気 〜 心と身体を整える小さな挑戦から見えたもの

私の小さな挑戦についてお話ししたいと思います。

日本に2年ぶりに帰国して間もない頃、私は新しい一歩を踏み出すことに戸惑っていました。訪問リハビリやマッサージなど、いくつかのアイデアは浮かんでいたものの、広告をしても提供出来る一人を探すまでが難しいこと具体的な形にすることができずにいました。そんな中で私が選んだのは、地域のイベントに参加してみることでした。

きっかけはFacebookでのイベントで表示された一つの「てつがくかふぇ」との出会い。そこで出会った方々との対話を通じて、私の中に新しいビジョンが生まれ始めました。「心と身体を整える会」というワークショップを開催してみたい – その思いは、日に日に強くなっていきました。

「準備を重ねてから」という考えに囚われていた私に、ある方がこう言ってくれました。「開催日を先に決めてから準備を始めればいい」完璧な準備ができても誰も来ない可能性がある。

この言葉は、私の考え方を大きく変えました。完璧な準備ができてからではなく、まず動き出すことの大切さ。むしろ、失敗から学ぶ方が大きな財産になる。私たちが目にする成功者の姿は、数々の失敗と挑戦の末にある一瞬の光景に過ぎないのだと。

実際に開催した2月8日。大雪の影響で参加者は予定より少なくなり、結果として当日参加してくださったのは一名でしたが、しっかり向き合える時間となりました。私自身の経験 – 心身の不調から、自己愛を育て、海外への旅立ちを決意するまでの道のり – を共有することができました。その方から「参考になり、面白かった」という言葉をいただけたことは、何よりも嬉しい励みとなりました。そして、その方との深い対話を通じて、私の伝えたかったことが確かに届いた手応えを感じることができました。「身体の体力だけじゃなくて、気持ちの上での心の体力をつけたからこそ、旅を始められたんだね」という言葉をいただいた時、胸が熱くなりました。

しかし、もちろん、反省点もありました。会場使用時間の認識違いや、プログラムの時間配分など、改善すべき点は多々ありました。しかし、これらの気づきこそが、次への一歩を照らす道標となることを、私は知っています。

この経験を通じて私が学んだこと、それは「完璧」を求めすぎないことの大切さです。新しいことを始めるのに「完璧なタイミング」はありません。重要なのは、一歩を踏み出す勇気を持つこと。たとえ小さな一歩でも、それは確実に自分を前に進める力となるのです。

心と身体を整えることは、その第一歩を踏み出す準備となるはずです。完璧を求めすぎず、でも一歩ずつ着実に。それが、新しい可能性への扉を開く鍵なのかもしれません。そして、新しいことへの挑戦それ自体が、私たちの心と身体を更に強くしてくれるのだと思います。

皆さんも何か始めたいことはありませんか?完璧を求めすぎず、まずは小さな一歩から始めてみませんか?その一歩が、たとえ予想と違う結果になったとしても、それは必ず次につながる学びとなるはずです。

今、あなたの心の中にある「やってみたい」という小さな声に、耳を傾けてみませんか?

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